【番頭の時代】(6)日本電産の「補佐役」たち(下) (4/4ページ)

2014.11.19 05:00

 永守自身、若いときから銭湯に行くときは必ず1番のげた箱に靴を入れ、列車の指定席も番号は1番を選ぶ。「1番以外はビリだ」という思想は徹底している。優秀な幹部を競わせることで、自分が退いた後も、日本電産の競争力を強化し、「100年企業」に成長させるという永守の思いは揺らいでいない。

 日本電産に残る課題は永守にとっての小部にあたる存在だ。次代を見据えた新たな番頭をどう獲得し、育成するか。番頭の存在が、世代交代の成否を握る。(敬称略)

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 ■番頭の教え

 ◆番頭は攻守のバランス極めよ

 「BANTOU」は経営マネジメント力▽現場を統率する人間力▽そして社内外を調整するバランス感覚-のすべてを兼ね備えている必要がある。同時に、社長が暴走した場合は、真っ先にブレーキ役を果たさなければならない。守るだけでなく「BANTOU」も、強い攻撃力を持つべきだ。社長に忠誠を誓った小部氏も、時には強い攻撃力を発揮して社長を支えていたはずである。多彩な能力は、多くの修羅場をくぐり抜けてきたからこそ、体得できたのだろう。(ビズグロー代表 杉村知哉)

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