市民農園の推移【拡大】
同社は2011年に創業。現在は1都3県の計26カ所まで拡大している。郊外だけでなくJR千駄ケ谷駅(東京都渋谷区)から徒歩数分という立地にも農園を構える。13年秋に700人だった利用者は現在、約2600人まで増えた。
農園整備に関する投資などが先行し、赤字経営だが、16年3月期に黒字転換する見通しだ。売上高は今期見込み約2億円の3倍となる6億円を計画する。市民農園は首都圏だけでなく、関西など他の都市圏への進出を視野に入れ、110カ所を目指す。
一方、マイファーム(京都市下京区)は07年の創業で、企業が運営する市民農園の草分け的な存在。同社は関西、東海、首都圏でフランチャイズ方式も含めて市民農園を約100カ所運営しており、17年までに200カ所に拡大する計画だ。今年の利用者は2000人を超え、前年同期比1.5倍だ。潜在需要はまだあるとみており、「17年には利用者1万人を達成したい」(広報担当)と意気込む。