「遮熱タイプ」は、夏の日差しをカットして冷房の効率を高める効果も期待できる。「断熱タイプ」は、太陽光の暖かさを取り込む一方で、室内の熱が輻射によって奪われることも防ぐため、寒い地域におすすめだ。APW330は、ガラスと樹脂フレームを直接接着して強度を増すことで、従来の樹脂窓にはなかったスリムさも実現している。
◆防火性能持つ製品も
窓の断熱性能は、熱貫流率(U)で示される。値が小さいほど断熱性が高くなるが、APW330はU=1.90ワット/m2・Kと、寒冷地(北海道・北東北)の基準U=2.33ワット/m2・Kを大幅に上回っている。12年には「真空トリプルガラス仕様」(U=0.96ワット/m2・K)、今年に入ってからは、ガラスに空隙を作るスペーサーもアルミから樹脂製に変え、隙間に空気より断熱性の高いアルゴンガスを封入した「樹脂スペーサー仕様」(U=1.48ワット/m2・K)など、より高い断熱性を持つ商品や防火性能を併せ持つ商品を追加発売して、品ぞろえの充実を図っている。
今年4月に発売されたAPW430は、3層構造。樹脂スペーサーやアルゴンガスの封入に加えて、LOW-E膜による輻射熱対策も施されている、日射を有効利用するシングルコーティングタイプ(U=1.17ワット/m2・K)と断熱を重視するダブルコーティングタイプ(U=0.91ワット/m2・K)は、いずれも、ドイツの断熱基準(U=1.3ワット/m2・K)を上回る断熱性を実現している。この結果、アルミ窓枠複層ガラスでは、ガラス表面が16度、窓枠が9度になる戸外0度/室内24度の環境で、APW430ではガラス表面が23度、窓枠が21度を保っている。52%だった熱流出比率も、12%まで低減された。
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