【コンベション新時代】パシフィコ横浜 MICE戦略強化へ人材育成 (2/4ページ)

2014.11.24 05:00

パシフィコ横浜で開催された「第5回アフリカ開発会議(TICAD)」の様子=2013年6月

パシフィコ横浜で開催された「第5回アフリカ開発会議(TICAD)」の様子=2013年6月【拡大】

  • 上空から見たパシフィコ横浜
  • 鈴木隆氏

 現在の施設の総利用件数は年間で約1000件、来場者は同約400万人を超える。稼働の面でも国内トップクラスの施設なのだ。

 同社社長の鈴木●氏はそんなパシフィコ横浜について「会議場、展示場、ホテルが複合した“オール・イン・ワン”の施設であること。国際線も発着する羽田空港から公共交通機関を利用して約30分といったことも含めた“良好なアクセスと立地”。そして、多くの会議や見本市などの開催を通じて培った“ノウハウ”。この3つが大きな強みだ」という。

 確かに、会議場や展示場、ホテルが一体的に配置されている会議場は意外にも多くはない。パシフィコ横浜は、これらの利便性をあらかじめ盛り込んで設計されたこともあり、“使いやすさ”は抜群だ。

 また、公共交通機関からのアクセスも極めて良い。施設は最寄りのみなとみらい線みなとみらい駅と直結。悪天候時でも、駅からホテルや展示ホールなどに難なく移動できる工夫がなされている。こうした“好条件”がそろうこともあり、パシフィコ横浜は約70%という高稼働率を維持している。

 ◆施設拡張が課題

 半面、この高稼働は施設の運営を複雑にしている。

 「70%という稼働率は、こうした施設にとってはほぼ限界的な数字。施設の拡張が目下の課題となっている」(鈴木社長)というわけだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。