低被ばく、高画質を実現したデジタルX線画像診断装置「FUJIFILMDRカルネオスマート」=25日、東京都港区【拡大】
富士フイルムは25日、新たな画像処理ソフトウエアを組み合わせることで、低いX線量でも高画質な画像が得られ、患者・医療従事者双方の負担が少なく済むデジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR カルネオ スマート」シリーズを12月1日に発売すると発表した。
同装置は、従来、レントゲン撮影で用いるフィルムを装填する入れ物「カセッテ」と同等サイズと小型で、約2・6キログラムと軽量化を図ったため持ち運びも容易なことに加え、装置に内蔵したメモリに撮影データを100枚まで保存できる機能を搭載したことで、病室や訪問診療など回診しながらの撮影に適しているという。
また、新たなコーティング技術「ハイドロエージー」を採用したことで、従来比約100倍の抗菌性能を実現し、衛生的に使用できるほか、耐荷重310キログラムと堅牢性も高めた。
標準価格は税別2190万円。