今年は9日時点で1月に発表されたサントリーHDによる米ビーム買収が最大で、買収額は1兆6793億円。2位は第一生命の米中堅生保買収で5852億円だった。大塚製薬を含め、市場規模も成長性も期待できる米国の企業に対するM&Aが金額上位を占めた。
円安が進んだ11月の状況をみると、件数は前年同月比2割増の56件、金額は1割増の1765億円と堅調。外貨建ての買収額が円換算で膨らむ円安だが、影響はみられない。レコフ関係者は「日本企業にとって、海外市場の開拓が重要になっている。キャッシュフローも潤沢で、M&A意欲は依然強い」と強調。一方で、「M&Aの成立には短くても半年間はかかり、円安の影響を見極めるのは時期尚早だ」とも指摘している。