◆最大8時間可能に
もっとも、枕の位置から75センチという近い位置で使うため、サイズをコンパクトにしつつ運転音を抑えるという困難な課題を解決しなければならなかった。サイズを小さくするためには水タンクも大きなものは積めない。「パーソナル保湿機」の水タンクは970ミリリットルだが、連続運転すると4時間で空になってしまう。このため、最初の30分間連続運転した後は、自動的に間欠運転に移行することで、最大8時間加湿を続けることを可能にした。
さらに、異形サイズ基板の採用やファン・風路の静音化など細かな工夫を積み重ねた結果、ほとんどのナイトテーブルに置けるサイズ(高さ277×幅150×奥行き328ミリメートル)とささやき声より小さな27デシベルの運転音を実現した。また、湿度センサーで湿度を検知して、部屋の湿度が高くなったら、自動的に停止して過加湿を防いでいる。
このように、極力少ない水で保湿効果が得られるような工夫をしたことが、結果的には、“結露を少なくする”という困難と思われていた課題の解決にもつながった。
◇
■フジテレビ商品研究所
「企業」「マスコミ」「消費者」をつなぐ専門家集団として1985年に誕生した「エフシージー総合研究所」(東京都江東区、従業員40人)内に設けられた研究機関。「美容科学」「食品料理」「環境科学」「生活科学」の各研究室で暮らしに密着したテーマについて研究を行っている。