増益を達成できたとしても、期中には過半数の企業年度が下方修正を行なっていたのです。統計的に見ても、企業の多くは業績予想に楽観的との結果が出ています。
一部の大手自動車メーカーなど、資本市場に大きなインパクトを持つ企業は、過度な期待を抑えるために慎重な業績予想を出してきます。しかし、これはごく一部なのです。
投資家の私たちには、業績予想だけに一喜一憂するのではなく、企業が発表している未来の業績につながる「受注高」や「月次売上高」などに注目して、丁寧に業績を予想していく作業も必要なのです。
崔真淑 Good News and Companies代表 神戸大学経済学部卒業後、大和証券SMBC金融証券研究所(現・大和証券)に株式アナリストとして入社。入社1年未満で、当時最年少女性アナリストとしてNHKなど主要メディアで株式解説者に抜擢される。債券トレーダーを経験後、2012年に独立。