佐村河内氏「笑いのネタにされた」と申し立て BPOがフジ「IPPONグランプリ」を審理入り (1/2ページ)

2014.12.17 17:16

佐村河内守氏

佐村河内守氏【拡大】

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は17日、フジテレビ系で5月24日に放送されたバラエティー番組「IPPONグランプリ」について、審理入りすることを決めた。楽曲の代作問題が発覚した佐村河内守氏が11月4日、「『お笑いのネタ』にされた。名誉を侵害する侮辱に当たる」などとして委員会に申し立てていた。

 番組では「幻想音楽家 、田村河内さんの隠し事を教えてください」と出題され、出演したお笑い芸人たちが次々と回答する様子を放送。出演者からは「髪もゴーストヘア」「聞こえる、聞こえないはともかく、耳が性感帯」「ピアノの鍵盤にドレミファソラシドと書いてある」「ミュージシャンのくせに持ってるCDはベストアルバムばかり」といった回答が出た。

 これに対し、佐村河内氏は身体的特徴や音楽的才能を揶揄(やゆ)する回答だったとして、番組側に謝罪を要求。申立書で「個人への侮辱にとどまらず、現代社会に蔓延(まんえん)する『児童・青少年に対する集団いじめ』を助長する恐れがある点で、重大な放送倫理上の問題点を含んでいる。同じく、聴覚その他の障害を背負って生活している人々の心情をも踏みにじり、非常に悪質」などと訴えている。

一方、フジ側は反論

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