【21世紀を拓く 知の創造者たち】燃料電池開発に挑み水素社会に貢献 (4/5ページ)

2014.12.22 05:00

後藤哲哉さん

後藤哲哉さん【拡大】

  • 希代聖幸さん
  • 出原大輔さん
  • 宇都宮将道さん

 希代 燃料電池、リチウムイオン二次電池は研究ステージが異なるため、それぞれ顧客との対応や研究の進め方の効率化が課題です。また、長期間にわたる研究期間であってもマイルストーンを社内と顧客の双方で確認し合い、目標とする事業化時期のコンセンサスをとりつつスピード感をもって研究を進めていくことです。流されずに取り組まなければいけません。

 出原 技術的な課題になりますが、燃料電池の電解質膜は、フッ素系材料がデファクトスタンダードになっています。われわれが取り組む炭化水素系は、新材料であり長時間運転した実績が少ないなど後発になります。他社との厳しい競争に打ち勝てば、自分が創出した新素材を搭載した自動車が世の中に出ることになり、新しい価値を創造するという点でやりがいがあります。

 宇都宮 燃料電池は多くの部材で構成されていますので、いかに他の部材と相性の良いガス拡散層を提供していくか、搭載する他の自動車部材までを考慮して研究することが、クリアしなければいけない課題です。炭素繊維の魅力を見つけ出す研究ともいえるので、やりがいがあります。

 --今後の目標や将来展望など聞かせてください

 後藤 地球環境に配慮した産業を志向することです。グリーンイノベーションは東レの方針であり私の理想です。その意味で現在の研究は来るべき社会に寄与します。2020年以降には、燃料電池が東レの事業の中で大きな柱になると確信しています。

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