IHIと東芝は25日、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で、「海流発電システム」の実証実験を行うと発表した。平成29年度までに実海域で実験し、海洋エネルギー技術の確立を目指す。
これまでIHIと東芝は東大や三井物産戦略研究所とともに23年度からNEDOの委託を受けて、水中浮遊式海流発電の研究開発を行ってきた。今回、この成果を生かし、実証実験に取り組む。
今回の発電装置は海底から係留して海の中に浮遊させ、海流を受けて回るプロペラで発電機を回す仕組み。IHIはタービンや浮体などを、東芝は発電機や変圧器などを担当する。作った電気は海底ケーブルで陸に送る。
現在は200キロワットを発電できるが、実用化の段階で1メガワットの出力を目指す。この種のシステムはまだ商用化されていない。
海洋エネルギーを使った発電技術は、欧米を中心に活発化しており、今後の市場拡大が期待されている。