ヒットさせるための一工夫も怠っていない。タッチパネルで入力できるタブレットでありながら、ドコモモデルはキーボードを同梱(どうこん)している(auは別売り)。「パソコンとの置き換わりを意識している」(糸桜さん)。長文のメールを入力したり、表計算ソフトを使ったりするなどの用途で、「タブレットよりパソコンが使いやすい」と感じているビジネスマンに喜ばれそうだ。
auモデルの10.5インチは、海外ではビジネス利用も多いというが、日本では家族向けでも重宝されそうだ。
◆日本で初のフルセグ対応
日本市場向けでは、フルセグ対応を初めてタブレットに導入した。録画にも対応しており、いつでもどこでも鮮やかな画面で楽しめる。スマホやノートPCをテレビの替わりとするユーザーを狙っている。「東日本大震災の発生直後に、ワンセグやフルセグを視聴する人が多かった。日本人のテレビへの思い入れは強い」(糸桜さん)という分析がある。
サムスンが期待を寄せるのは、ギャラクシーシリーズのスマホとの連携だ。ギャラクシー タブ Sでは、スマホと公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」で接続し、電話やメールなどの操作をタブレット上で行える。糸桜さんは「スマホは1人1台の時代になりつつある。これからのタブレットは、スマホと連携して使えるようなものを提案していきたい」と意気込んでいる。(鈴木正行)