水素社会幕開け、FCV普及へエネ各社も後押し 商用分野でも活用へ (2/7ページ)

2015.1.1 07:25

 一般向けのFCVを発売するのはトヨタだけではない。ホンダは15年度中にセダン型の投入を予定する。日産も独ダイムラー、米フォード・モーターと提携し、17年の発売を目指す。

 FCVはタンクにためた水素と空気中の酸素の化学反応で燃料電池が発電し、モーターを回して走る仕組み。1回の充電に時間がかかって航続距離も限られる電気自動車(EV)とは異なり、水素の充填(じゅうてん)は数分間で済み、ミライは1回の充填で約650キロを走行できる。排出するのは水だけで、先進国を中心に環境規制が厳しくなる中、エコカーの本命と目されている。

 商用分野でも燃料電池の活用は進む。日野自動車は今年、路線バスとして燃料電池バスの実証運行に乗りだし、16年にも市販化する予定だ。

豊田自動織機も15年度に燃料電池フォークリフトを納入

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