水素社会幕開け、FCV普及へエネ各社も後押し 商用分野でも活用へ (5/7ページ)

2015.1.1 07:25

 産業ガス大手の岩谷産業は既に兵庫県尼崎市と北九州市の2カ所で営業を始めており、3月には東京・芝公園にも設置する。同社は「水素社会の幕開けにとってFCVの普及は非常に重要だ」(上羽尚登副社長)と位置づけており、15年度までに4大都市圏を中心に水素ステーションを20カ所整備する計画を進めている。

 JX日鉱日石エネルギーは昨年12月、同社初の商用水素ステーションを神奈川県海老名市に開設した。今年度は東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知の1都4県で計11カ所を順次整備し、15年度までに40カ所に拡大する計画だ。東京ガスも昨年12月、自社で運営する東京都練馬区の天然ガススタンドに併設した。

 普及に向け、JXと岩谷はFCV向けの水素価格を当面の採算割れを覚悟した水準に設定。税別でJXは1キロ当たり1000円、岩谷は同1100円で販売する。「ハイブリッド車(HV)に必要なガソリン代と同等」(JX)とした。

水素を使った本格的な発電所をつくる構想も

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