【新春に語る】経済同友会・長谷川閑史代表幹事 痛み伴う改革、今こそ切り込め (1/3ページ)

2015.1.1 05:00

 --アベノミクスがやりのこしたことは

 「どんなに優れた政権でも、全てを満たせるわけではない。2014年は消費税引き上げの反動が意外に大きいという事実もあるが、全体としては正しい方向に向かっている。ただ岩盤規制への切り込みについては物足りなさを感じる。特に雇用・労働の分野は、過去のいろいろな経緯(長谷川氏が働き方の改革などを提案したこと)もあって改革が前進する姿を見たかった」

 --働き方の改革は欧米流のホワイトカラーエグゼンプション(WE)と呼ばれ、労組などの反対も強い

 「(WEは)私の口からはひと言も発したことはないのだが、WEの二番せんじと受け取られてしまったのがたいへん残念だ。しかし(ホワイトカラーの生産性が低いとされる)日本の職場の現状を考えると、生産性の低い仕事から生産性の高い仕事への移動を後押しすべきだという現実は少しも変わっていない。痛みを伴う改革でも、今、手を付けていかないといけない。安倍政権は、農業改革など歴代の政権ができなかったところまで切り込んでいる点は評価すべきだ」

 --働き方の改革は進むか

 「(厚生労働相の諮問機関)労政審議会できちんと審議して詳細を詰めてもらっているはずだ。最終段階に近いところまできており、まもなく答申が出ると思う。過労死が増えるという批判があるが、働き方を変えるということと、過労死の問題は全く別次元だ。ブラック企業が悪用するのを防ぐには民間企業が導入している通報制度などを活用する手もある。過労死を招くような過重労働を強いる企業は、摘発すべきだ」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。