■海外売上高比率目標2割に引き上げ
--2014年9月中間連結決算は増収増益となり、受注高も増えている。足元の業績内容は順調だ
「19年3月期まで5カ年の中期経営方針の初年度に当たるが、社内での努力に加え、想定以上に周囲の環境が良くなってきたこともあり、業績は向上してきた。15年3月期通期については、受注高は計画から上振れするとみているが、利益は14年4~12月期の状況を踏まえ、もし上振れするようなら予想を見直す」
--想定以上に周囲の環境が良くなってきたとは
「日本経済が元気を取り戻してきた中で工事量が増加し、以前のような過当競争に陥らないで済むようになった。国土交通省が公共工事の労務単価を引き上げた影響も大きく、民間の発注者にも当社の要望を聞き入れてもらえるようになった。当社では過去の低採算案件は15年3月期に大部分が片付く。13年ごろから受注した案件で損失懸念のあるものはほとんどない」
--採算性を示す単独の完成工事総利益率は15年3月期に6.2%、19年3月期には8.1%を見込む
「今のままで行けば、19年3月期までに目標を達成できそうだ。2桁に乗せたいとの思いはあり、社内ではそう言っている。最近、ゼネコンは収益回復が著しいという見方もあるが、もともと他業界と比べると利益率は低い。当社もかつては完成工事総利益率が2桁だった時代があり、もう一度そこを目指していく」