--リニアの建設スケジュールは
「各地で準備が進み、建設段階に入る。今進めているのは住民向け説明会。年度末に向けてこれを進め、回数は計200回を超える。その後は名古屋駅などを皮切りにいよいよ本格工事がスタートする。ただ、基本姿勢は工事の安全、環境保全、地域との連携にあることは変わらない」
--大阪への延伸を求める声が根強い
「東京-大阪は日本の大動脈だけに早期に開業した方が良いのはもっともだが、民間会社として経営を維持していく必要がある。当社としては収益力をさらに高め、コストもさらに下げて経営体力をつけた上で、開業の前倒しができれば良いと思う。幸い、今期の長期債務残高の縮減額は約2000億円まで上積みできた」
--米国での高速鉄道輸出プロジェクトは
「まずはワシントン-ボルティモア間の65キロをリニアで結ぶ計画だ。まだ大きく動き出す段階になく、各州などへのPR活動を地道に続けている。もう1つは新幹線でテキサス州のダラス-ヒューストン間の400キロを1時間半~2時間で結ぶ計画だ。民間資本で進めることを前提に検討を進めている」
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【プロフィル】柘植康英
つげ・こうえい 東大経卒。1977年日本国有鉄道(現JR)入社、2002年JR東海取締役・人事部長、06年常務・秘書部長、08年副社長、14年4月から現職。岐阜県出身。