◆Aピラーによる死角軽減
特に、ドライバーの視線を遮って死角を生じやすいのが、右左折時のAピラー(フロントガラスサイドの柱)周辺だ。最近の卵形のデザインの人気車種に多い前方に張り出したAピラーは、横断歩道に立つ子供の姿を遮ってしまう。マツダでは、5歳児の身長(100センチ)を基準に、子供の頭がしっかりと視認できる視界が確保できるAピラーの形を検討。ピラーの位置を手前に引いて、フロントガラスの見開き角度を大きくしたデザインを採用した。
併せて、ドアミラーの取り付け位置もコーナー部からドア部に変更。取付け位置が低くなったことでドアミラーの上部から子供の頭が確認できるようになった。
また、ピラーとドアミラーの間に子供の体の幅が見える分の隙間を設けたことで、子供がどちらに進んでいるかも判断できるようになった。
Aピラー周辺の斜め前方が確認しやすくなったことは、子供の安全に限らず、右左折時の状況確認やカーブした道の見通しなど運転全般の安全性向上への寄与も大きい。これら斜め前方視界の改善は、CX-5を皮切りに、アテンザ、アクセラ、新型デミオと、モデルチェンジに併せて順次各車種に採用されている。