一方、シェール開発企業は、負債返済のための資金を確保するため「薄利多売になっても生産を続ける必要がある」(市場関係者)との見方もある。資金力のある一部の企業は今後も生産を続ける余力があり、企業淘汰は始まったばかりでもある。
原油安は米国の増産のほか、昨年11月末にサウジアラビアが主導する石油輸出国機構(OPEC)が減産を見送ったため。サウジにはOPEC加盟国の財政悪化を受け入れてでも、原油安で米シェール企業を追い込む狙いがあるともされ、原油価格の水準をにらみながらの我慢比べが続きそうだ。(ワシントン 小雲規生)