【エンジニア革命】「マネジメント」力で飛躍 (3/4ページ)

2015.1.10 05:00

商品開発者にとって、節目、節目で、今後どうするかを考え、決断することが重要だ(AP、イメージ)

商品開発者にとって、節目、節目で、今後どうするかを考え、決断することが重要だ(AP、イメージ)【拡大】

 さらに、チーム体制や、コラボレーションの必要性、事業性、リスクマネジメントなどを総合的に考え、次の山に向かってどうすべきか、一旦呼吸を整える時間が必要ではないかと思う。

 なぜなら、それまで全力疾走で走ってきた場合、目の前のことに注力するあまり、全体像を確認する時間が十分でない場合が多い。ある意味、戦術に特化してした時期であり、今一度全体を把握し、戦略を見直すチャンスがあるとすればこの機会であろう。

 ◆「立ち止まり、態勢を整える」

 これと類似のことを、塩野七生さんは『ローマ人の物語』で語っている。古代ローマ帝国の軍団は、強力な敵と対峙(たいじ)するとき、号砲が鳴り相手に向かって疾走していく。しかし、ある距離まで離れたところまでくると、自然にそこで立ち止まることが多かったようだ。つまり、それまでの全力疾走により乱れた隊列を集結して立て直し、態勢を整えて一呼吸置いた上で、チーム一丸となって攻撃することが得意だったとか。

 確かに、戦いは戦闘時の陣形が大きくものを言う。このため、バラバラに動くのではなく、陣形を整え、整然として立ち向かうことの重要性を認識していたのであろうか。

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