吉行あぐりさん(平成14年10月17日撮影)【拡大】
美容家の草分けで半生がNHK連続テレビ小説「あぐり」としてドラマ化された吉行あぐり(よしゆき・あぐり、本名・安久利)さんが5日、肺炎のため死去した。107歳。すでに密葬を行った。喪主は長女、和子(かずこ)さん。
ともに芥川賞作家の淳之介さんと理恵さん、女優の和子さんの母。
高等女学校在学中、15歳で作家の吉行エイスケと結婚。昭和4年に東京・市ケ谷に美容院を開店する。店は戦災で焼失したが、27年に市ケ谷で「吉行あぐり美容室」を再開。90歳を超えても現役美容師として仕事を続けた。自叙伝「梅桃(ゆすらうめ)が実るとき」を基に平成9年に「あぐり」がドラマ化された。
吉行和子さんの話「107歳まで元気に生きました。いくつもの時代、いくつもの難事を乗り越えてきた母は、あきれるくらい楽天的で、頑固者でした」