和の精髄を極めながらロンドン仕様の和食を探求し、世界があこがれる価値をいっそう高いものにしたいと意気込む。「私たちが本物を示したい」と英国で初めて一頭買いの神戸牛を使い、選び抜いた部位をさまざまな料理方法で提供する。「おもてなしとは相手のニーズを察し、応えることではないでしょうか。外国人はそこに感動します。思いに寄り添い、胸のうちにあるものをやわらかにすくい取る日本の心を伝えたい」と語り、すしは立体感のある盛りつけで新しいスタイルを打ち出し、外国人の琴線に触れていく。
ホテルは映画やライブが楽しめるシアターやボウリング場も備え、さまざまなパーティーのケータリングにも対応し、ジャパニーズ・アフタヌーンティーも提供する予定だ。見て、食べて、感じて、ワクワクするような思いをかき立たせ、喜びの輪を大きくすることに自身もまた大きな喜びを感じるという。趣のあるアンティークと現代のスタイリッシュな家具を組み合わせ、詩的な感興を運ぶテキスタイルも鮮やかなホテル内には、日本に持ち帰り、紹介したいものにあふれていると目を輝かせ、頭の中は次なる構想がすでに広がっているようだ。
「街を歩いていると、いつも疑問がわいてきます。何でこうなっているんだろう、こうすればもっとおもしろく、魅力的になるのにと、勝手に空想しています。こんな店にするなら、どんなサービスマン、シェフがいてほしいかと考え、これを実現するには、こういう人と知り合いになりたいと思っているだけで楽しくなります」