電機大手がハイレゾ対応機器続々 パナはテクニクス拡充 ソニーは13万円ウォークマン投入 (1/2ページ)

2015.1.20 01:24

米国で開かれた家電見本市でも、「ハイレゾ」対応の音響機器が多く展示されていた=現地時間1月6日、ラスベガス(高橋寛次撮影)

米国で開かれた家電見本市でも、「ハイレゾ」対応の音響機器が多く展示されていた=現地時間1月6日、ラスベガス(高橋寛次撮影)【拡大】

 電機大手がCDよりも高音質な音源「ハイレゾ」の対応機器を強化している。パナソニックは高級オーディオブランドとして来月、5年ぶりに復活する「テクニクス」の商品群を、平成27年度にも拡充する方針を明らかにした。また、ソニーも来月、約13万円のハイレゾ対応高性能ウォークマンを発売する。ハイレゾの音質を付加価値に、オーディオ事業の活路を開く狙いだ。(高橋寛次)

 パナソニックが来月投入するテクニクスのハイレゾ対応オーディオの新製品は、アンプとスピーカー、プレーヤーのセットで500万円超と50万円超の2シリーズ。「ブランドの伝統を大切にしながら、デジタルの最新技術をふんだんに取り込んだ」(テクニクス事業推進室の小川理子室長)という。

 来年度はハイレゾの普及に向け、若い世代を取り込むため、50万円超のシリーズより低い価格帯のセットを投入する可能性が高い。同社は需要動向などをみて、具体的な商品の検討を進める方針だ。

 パナソニックは22年にテクニクスのブランドを廃止した。だが、社内外から復活を求める声は根強く、ハイレゾの普及を商機とみて、新製品の発売を決めた経緯がある。

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