キリンビールは20日、主力ビール「一番搾り」で、全国9工場ごとに味を変えた地域限定バージョンを5月から発売すると発表した。地域の素材などを活用するなど、地域密着を強調する。
北海道千歳工場(北海道千歳市)から、福岡工場(福岡県朝倉市)までの各9工場で、商品開発から醸造までを担当している醸造長が中心になってコンセプトを決める。地元でとれる麦芽や副原料に地元のコメを採用することなどが想定され、通常の一番搾りとは作り方も変えていく。
全国で均一な味の一番搾りと、地域ごとに違いのある一番搾りを比べることなどで、「一番搾り」発売25周年の今年を盛り上げる考えだ。