温かいスープや、つゆのある丼ものを持ち運ぶ弁当箱として、スープ用魔法瓶が脚光を浴びる。完成したスープをただ入れるだけでなく、保温力の高さによって、持ち運ぶ間にじっくりと具材に熱を通す「保温調理」もできることが、女性の心をつかんだ。さらに男性層の胃袋も狙ってメーカー各社が大容量タイプの“牛丼大盛り”サイズを投入し、市場拡大を図っている。(石川有紀)
意外な使われ方
スープ用魔法瓶ブームの火付け役は「真空断熱フードコンテナー」を平成21年に発売したサーモス。「コンビニエンスストアでもカップスープが定番化し、弁当用にスープを持ち運ぶ需要があるとみて発売したところ、意外な使われ方で注目され始めた」と同社の広報担当者は打ち明ける。
意外な使われ方とは「保温調理」のことだ。同社製品で一番小さい容量0・25リットルでも6時間、58度以上の保温効果が続く。