旅館色強めるホテル業界 “日本観光ブーム”で訪日外国人客に狙い (2/3ページ)

2015.1.25 07:06

神戸ベイシェラトンホテル&タワーズの畳のある客室=神戸市東灘区

神戸ベイシェラトンホテル&タワーズの畳のある客室=神戸市東灘区【拡大】

  • 神戸ベイシェラトンホテル&タワーズの客室に設置された露天風呂=神戸市東灘区
  • スイスホテル南海大阪の客室「和楽」=大阪市中央区

 同じスターウッド系列の神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ(神戸市東灘区)も同様の動きを強めている。23年にホテルニューアワジ(兵庫県洲本市)が買収した同ホテルは旅館のノウハウを取り入れ、新たな都市型リゾートホテルを追求。約13億円をかけた開業後初の全面改装では「和シェラトン」をテーマに露天風呂付き客室を25年に新設し、26年4月には外資系では珍しい天然温泉の大浴場も設けた。

 同ホテルを運営するHNA神戸の木下学社長は「近年、外資系ホテルが和を積極的に取り入れている」と指摘。「単なるデザインを超え、日本の生活様式を体験できる畳や風呂など旅館が持つ和の機能性が、これからの国内ホテルのポイントになる」と話す。

 国も魅力に注目

 旅館が持つ魅力に国も注目している。国土交通省国土交通政策研究所が昨年10月に発表した「旅館ブランド調査」で、外国人が旅館に泊まった理由を地域別にみると、アジアからの客は「温泉」(61・2%)、欧米やオーストラリアからの客は「和室・日本建築」(72・5%)がそれぞれ最多だった。なかでも5回以上泊まった外国人の8割近くは温泉を理由に挙げた。旅館の様式を取り込む動きは、こうした外国人のニーズの高まりによるものといえそうだ。

一方、ホテルが旅館を開業する動きも出てきた

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