一方、ホテルが旅館を開業する動きも出てきた。ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド(神戸市中央区)の運営会社は12月、神戸港の新港第1突堤で旅館をオープンする。最上10階には天然温泉の展望風呂をつくる計画で「東南アジアの富裕層らも主要ターゲット」(広報)という。全90室が50平方メートル以上と広めの部屋ながら、宿泊料金は1泊2食付きで一人2万円以下を想定。素泊まりで1泊数万円の高級ホテルとの価格競争力も見せつける。
和改装も続々と
外国人宿泊客が8割超のスイスホテル南海大阪(大阪市中央区)も昨年11月、「外国人が使いやすいように」(広報)、和室スイートルーム2室を5千万円で和洋折衷型に改装。香港、中国、東南アジアからの客を中心に利用が増え、2室の宿泊稼働率は約9割とほぼ満室が続く好調ぶりだ。
ヒルトン大阪(同市北区)やホテルニューオータニ大阪(同市中央区)も和にこだわり、客室の全面改装を進行中。昨年3月に一部改装を終えたニューオータニ大阪では5年後の東京五輪による訪日外国人の急増も見込み、30~31年に和室3室の大幅改装を計画している。