LCC台頭で薄れたスカイマークの存在意義 独立経営のこだわり障害 (3/4ページ)

2015.1.30 10:30

日本の航空業界の勢力図

日本の航空業界の勢力図【拡大】

 スカイマークは“ドル箱”といわれ、2強が「喉から手が出るほどほしい」(関係者)羽田発着枠を36枠抱えるが、井手は過去に自社が撤退した一部路線で運賃が値上がりしたケースを引き合いに出し、「36枠を維持しないと既存の航空会社で分け合うことになり、運賃は上がる」と強調した。

 だが、価格競争だけが第三極の存在意義であるなら、スカイマークを苦しめた格安航空会社(LCC)が既に存在する。

 現時点で国内のLCCはいずれも大手航空会社の傘下に属しているものの、航空自由化の名の下に表向きはスカイマークを支援してきた国土交通省からも「LCCが台頭し、2強に対抗する第三極の役割が薄れつつある」(幹部)との声が上がる。

「第三極を守りたいという意思は尊重したいが…」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。