2014年4~12月期の決算発表がピークを迎え、報道各社の棚に資料を配る企業の担当者ら=30日午後、東京都中央区の東京証券取引所【拡大】
上場企業の2014年4~12月期決算発表が30日、ピークを迎えた。円安と原油安を追い風に輸出企業を中心に好業績が目立ち、前日までの集計では利益は前年同期比1~2割増。全体の16%が15年3月期の最終利益見通しを引き上げた。一方、急速な原油安による“負の側面”も出始めている。
30日には、上場企業約430社が決算発表した。SMBC日興証券が前日までに公表した198社を集計したところ、営業利益は前年同期比12.9%増、最終利益は16.1%増でともに2桁増。通期の最終利益見通しを上方修正したのは32社(16.2%)と下方修正した15社(7.6%)の2倍超に達した。今春闘での賃上げ実現を後押しする好材料となりそうだ。
「円安で51億円、燃料油安で37億円の増益効果があった」
川崎汽船の鳥山幸夫常務執行役員は決算会見でこう強調した。同社は15年3月期の経常利益見通しを従来予想より140億円多い480億円に引き上げた。