サムスンの縦型の大型洗濯機は店頭価格が10万円以下の機種もあり、これを見たパナソニックの幹部は「うちでは絶対に出せない価格。スマートフォンで稼いだ利益を投入しているのだろう。テレビで成功した得意の手法だ」と吐き捨てた。
一方で、この幹部は「韓国勢の冷蔵庫や洗濯機と同じような製品はパナソニックでも技術的には作ることができる。ただし、収益性が低くてやる意味がない」とした。
業界ではサムスン、LGともに収益を削ってでも価格競争に打って出ているとみられている。両社には、かつて低価格戦略で日本の家電メーカーから薄型テレビのシェアを奪った成功体験がある。シェアを獲得できれば成功といえるが、今回は、後方からハイアールなどの価格競争力のある中国勢も迫ってきている。
薄型テレビで完敗した日本勢だが、エアコンなど一部を除き北米で白物家電には注力していないため今回のCESでは「お手並み拝見」と冷ややかに眺めていた。