中部電力との提携に最終合意した東京電力の本社=東京都千代田区【拡大】
東京電力と中部電力は9日、火力発電事業に関する包括提携で最終合意した、と発表した。4月中に折半出資で新会社を設立する。2016年度にも実施される電力小売りの全面自由化を見据え、液化天然ガス(LNG)の共同調達などで効率化を図る。
両社のLNG調達量を合計すると年4000万トン規模と世界最大級となる。ガス生産国との価格交渉を高めることで、コスト削減につなげる狙いだ。
新会社の社名や所在地、代表者などの詳細は今後詰める。15年4月に燃料調達や火力発電所の新設・建て替え事業、海外発電事業などを統合。その後も順次、燃料輸送事業などを統合する。既存の火力発電所は統合に向け、「引き続き検討していく」(東電の可児行夫執行役員)とした。
東電と中部電は昨年10月に火力発電事業の包括提携で基本合意。提携内容の具体策や日程など詳細について協議していた。