「32人抜き最年少社長」三井物産トップ人事の舞台裏 後継指名の新モデルにも (4/5ページ)

2015.2.10 06:36

三井物産の3月期連結業績

三井物産の3月期連結業績【拡大】

  • 飯島彰己三井物産社長(右)と握手する安永竜夫執行役員=1月20日、東京都千代田区

 修羅場でこそ強さ

 安永氏はどんな人物なのか。

 「白兵戦のような修羅場でこそ強さを発揮する」と自らの強みを話す。東大工学部を卒業し、1983年に三井物産に入社。32歳で世界銀行に出向し新興国の若き官僚らと国づくりをめぐり議論して国際感覚を磨いた。「武者修行で違う世界から物産の客観的な強みや弱みを認識できた」という。

 化学プラント事業時代は、30代でプロジェクトマネジャーとして企画から資金調達、社内調整、パートナーとの交渉まで一切を任された。ロシアの「サハリン2液化天然ガス(LNG)プロジェクト」では奇しくも事業立ち上げと投資決定の2度の節目を経験。パートナーの入れ替わりや原油価格の急落など幾重もの修羅場経験の中でチーム統率力を育んだ。2013年4月から機械・輸送システム本部長を任された。

 最近ではブラジルで貨物鉄道事業に続き、同国インフラ大手のオデブレヒトと旅客鉄道に参入する陣頭指揮を執り、新たなビジネスモデル作りにも挑戦した。日本の技術を売り込む一方で交渉の最前線にも立ち「期限内に交渉を終わらせる手腕は相当なもの」と経営幹部をうならせた。

「トップ同士のコミュニケーションがビジネスを大きく左右する時代」に突入

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