東大などが開発した2台の低温動作・光格子時計。同じ高さに設置した2台の時計の比較で精度を高めた【拡大】
この精度を利用すると、一般相対性理論の効果も測定できるようになる。同理論に従うと、重力が強いところでは時間がゆっくり進む。一方、重力は距離の2乗に反比例して小さくなるが、今回の光格子時計は時計の高さのわずか1センチの変化に対しても、時間のずれを計測できるようになる。これによって、地下資源探査、地下空洞、マグマ溜まりなどの検出できる可能性を持つ。
また、基礎物理定数が本当に定数かということを調べられるなどの知見をもたらすことが期待される。(インプレスウオッチ)