燃料電池車向けの「水素ステーション」設置ラッシュ…エネルギー各社の投資には温度差 (2/3ページ)

2015.2.17 22:54

JX日鉱日石エネルギーが開設した水素ステーション=平成26年12月11日、神奈川県海老名市

JX日鉱日石エネルギーが開設した水素ステーション=平成26年12月11日、神奈川県海老名市【拡大】

 政府は27年度末までに水素ステーションを全国に100カ所整備する計画を掲げ、昨年7月に兵庫県尼崎市に他社に先駆けて開設した岩谷産業も20カ所に増やす方針だ。だが現在、具体的な設置目標を示しているのは岩谷とJXだけだ。

 東京ガスは昨年12月に東京都練馬区にオープンし、さいたま市で2カ所目を建設中だが、その後の設置予定は立っていない。

 トヨタ自動車が昨年12月発売した国内初の市販FCV「MIRAI(ミライ)」は発売後1カ月の受注台数が、当初の年間販売目標の4倍に迫る1500台となるなど出足は好調だ。

 トヨタは、生産能力を29年に現在の4倍強の3千台に増強するほか、FCV関連の特許を32年までライバル各社に無償提供し、市場拡大を促す。

 FCVの普及を後押しするため、安倍晋三首相は規制緩和に前向きだが、東ガス幹部は「FCVの普及台数が千台規模ではコストダウンにも限界がある。水素の製造や輸送の方法が確立できなければ、普及は難しい」と不安を隠さない。

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