「軽」高級化、輸入車と競い合う時代に 比較検討するユーザー増加 (5/5ページ)

2015.2.18 06:40

 ダイハツが昨年6月に発売した軽オープンスポーツカー「COPEN(コペン)」は、価格が179万8200~201万9600円。軽としては高額だが、外板を着せ替えできる遊び心が人気となり、発売後1カ月で月販目標の5.7倍となる4000台を受注した。

 ホンダも今春、軽スポーツカー「S660」を発売する予定だ。軽の高級化は新たな段階を迎えている。

 ただ、軽と登録車の価格差が縮まれば「もう庶民の車ではない」(輸入車ディーラー)ということで、軽の税制優遇への風当たりが強まるのも事実。4月には軽自動車税が1.5倍に増税されるが、今後さらなる増税を招けば、維持費の安さが揺らぎかねない。

 新たな難敵を前にこれまで通りの勢いを維持できるのか、軽メーカーは難しい選択を迫られている。(田辺裕晶)

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