販売店はエコカー減税の制度厳格化で消費者の税負担が増える車種の売り込みを強化している=23日、日産プリンス東京販売駒沢店(東京都世田谷区)【拡大】
多くの車種で税負担が増える新基準は販売現場にとって「マイナス面の方が強い」(自販連幹部)。好調にシェアを伸ばしてきた輸入車にも逆風で、エコカー減税を受けられる車種は全モデルの約7割から約3割まで目減りする見通し。
制度変更を間近に控え、一部のディーラーでは負担額が増える車種の“駆け込み需要”も狙い、戦略を打っている。日産プリンス東京販売駒沢店(東京都世田谷区)では、人気車種「セレナ」や「ノート」の影響をまとめたパンフレットを示し、3月までの購入を促す。
桑田正男店長は「せっかくなら浮いたお金で家族で温泉に行きましょうよ」と売り込みをかけていると話す。