ファミリーマート(左)とサークルKサンクス(右)の店舗【拡大】
コンビニエンスストア業界3位のファミリーマートと、4位のサークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングスが経営統合に向けた協議に入った。両社は6日、「経営統合や提携などさまざまな選択肢を検討、協議している」とのコメントをそれぞれ発表した。統合が実現すればコンビニ事業で売上高2兆6000億円のグループが誕生。競争が激化していた業界の再編は最終局面を迎え「新3強時代」に突入する。
両社の首脳は近く協議に入る。持ち株会社による統合を軸とし、両社で3つあるコンビニブランドの一本化も検討する。
2014年2月期決算の両社のコンビニチェーン全店売上高は単純合算で2兆6000億円を超え、ローソンを抜いて2位に躍り出る。首位のセブン-イレブン・ジャパンの約3兆7800億円に次ぐ規模となる。店舗数では合計で約1万7000店となり、トップのセブン-イレブンと肩を並べる。