「いいものをつくって消費者に届けていく、いいものを安く売ることができる流通の仕組みをつくったことが価値あることで、これをどうしたら継続できるか。そのために消費者へのアプローチを考えている。決してその価値を否定するものではなく、わたしにとっても誇りであることをご理解いただきたい」
今回のプロキシファイトが、どのように社会に受け止められているのか懸念を示す。
久美子社長「(勝久氏が)創業者として、この会社は自らの直感で動かしていくのが最もいいと考えるという気持ちも理解できるし、それは一つの考え方だと思う。一方でこの会社は、千数百人の従業員、4千人以上の株主がいる大きな責任のある会社だ。このところ見ていると、どうしても親子であるとか、私が女性経営者であるということで、その観点からの関心が広く広まっているが、本来この問題はそういう問題ではないのではないか、そうでない側面があるのじゃないかと感じている」
「多数のステークホルダーがこの会社にはいて、そのためにはきちんとした根拠に基づいた商売に向けた取り組みが必要だし、経営者の独善を許さないガバナンスが必要だ。今回の説明会に事業戦略だけではなくて、ガバナンスも説明するというのはそういう趣旨です。ぜひこの親族間の感情的な、人格批判のような文脈からみるだけではなくて、ガバナンスという観点からも見ていただきたい。大塚家具が創業者がつくったすばらしい価値を次の世代に残す、残る会社にするために皆さんにご協力いただきたいと考えている」