【ビジネスのつぼ】豆魚雷「ストライダー」 (2/3ページ)

2015.3.30 05:00

色や部品を選び、自分好みのストライダーにできることが人気を集めている

色や部品を選び、自分好みのストライダーにできることが人気を集めている【拡大】

  • 2歳から参加できる“世界最年少の二輪レース”がストライダーカップだ
  • ストライダーのデザインについて、「これ以上ないぐらいシンプルで実に潔い」と語る岡島和嗣社長=東京都杉並区

 米国人の父親と同じくストライダーに魅力を感じたのが、玩具・書籍の輸入卸売業「豆魚雷」の岡島和嗣社長だ。岡島さんは、親にスマートフォンを与えられた子供が室内で遊ぶ姿を見て、「子供とモノとの間だけで完結してしまい、親など他者が入り込む余地が少なくなっている」と、漠然とした不安を感じていた。

 そんなとき、米国でストライダーが販売されていることを知り、当時2歳の長男に買い与えた。最初はサドルにまたがったままでよちよち歩きだった長男が、1週間程度で地面から両足を離して乗るようになった。岡島さんは「転んでもまた立ち上がって乗り出す姿を見て、たくましく思った」とわくわくした。「同じような不安を抱える親にもこの感動を伝えたい」と、米ストライダースポーツインターナショナルに電子メールで直談判。09年8月、日本で唯一の正規輸入代理店「ストライダージャパン」の地位を獲得した。

 ◆口コミやメディアで浸透

 このころ、日本ではストライダーの知名度はほとんどなく、「流通経路の開拓もゼロから」(岡島さん)という手探りの状態だった。自転車販売店に営業に行ったとき、「何ですかこれ?」とけげんそうな顔をされたこともあった。しかし、横浜市内で雑貨店をしていた先輩が取り扱ってくれたことなどをきっかけに、「おもしろい乗り物がある」などと、口コミやメディアを通じて浸透した。子供の外遊びの時間が少ないことや、体力低下が社会問題となっていたことも後押しした。国内の累計販売台数は10年度の約2万台から、13年度には20万台と急速に増えた。

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