ピーチは価格競争に挑むよりも、ネットワーク充実などによる使い勝手の向上で顧客獲得や収益確保を目指す戦略に軸足を置く。
3月には関空、那覇、成田空港に次いで仙台空港の第4拠点化を発表。首都圏市場への本格参入を視野に羽田空港就航も検討中で、「多くのLCCの中から、ピーチを選んでもらえるようにすることの方が重要」(同担当者)との立場だ。
LCC同士の切磋琢磨を通じて運賃の低下だけでなく、ネットワークが広がったり、サービスに磨きがかかることは利用者にとって大きなメリットとなる。
日本の航空業界の勢力図を一変させたLCCが聖地である関空を舞台に、再び日本の空に“革命”を起こす可能性が出てきた。