小川賢太郎会長兼社長【拡大】
一方で、60時間以上の残業をしている社員が9%に上ることなども指摘。「引き続き対応の努力をすべきである」とした。報告書を受けて会見したゼンショーHDの小川賢太郎会長兼社長は「まだまだ改善は途上にある」と述べ、今後も努力していく考えを示した。
取り組むべきは、過重労働の元凶とされる深夜時間帯の「ワンオペ」を廃止し複数の勤務体制とすること。1人を長時間働かせて人件費を抑えるビジネスモデルは商品価格の引き下げにつながり、同社を「デフレの勝ち組」としてきた。昨年高まった「ブラック」批判を受け、同社は昨年8月、ワンオペ廃止を打ち出した。
しかし人手が集まらず、昨年10月からは全店舗の約6割に当たる1254店舗で深夜営業を中止。その後順次、再開を始めたが、人繰りがつかず進捗(しんちょく)は遅れている。すき家本部の興津龍太郎社長は8日の会見で、当初6月めどとしていた全面再開を9月に後ずれさせると発表した。