小川賢太郎会長兼社長【拡大】
人手を集めるため、ゼンショーHDは人件費を上げ始めている。2015年春闘では、正社員のベースアップ(ベア)やパート・アルバイトの時給引き上げを決定。その原資も見込み、今月中旬からは牛丼並盛291円を350円に値上げする。
景気回復を背景に、ただでさえ外食産業は人手不足だ。ゼンショーはさらなる待遇改善に踏み切らざるを得ず、「デフレの象徴といわれる牛丼も値上がりしていかざるを得ないだろう」との声も上がっている。
■「すき家」の労働環境をめぐる主な動き
2014年 2月 店員の手間がかかる「牛すき鍋定食」発売。これを機に店員の大量退職が始まり、1人勤務体制「ワンオペレーション(ワンオペ)」の問題に注目が集まる
7月 第三者委員会がワンオペ中止を提言
8月 ゼンショーHD、深夜のワンオペ廃止を決定
10月 全店の約6割で深夜営業を休止
15年 1月 深夜営業を6月末までに全面再開する方針を明らかに
3月 春闘で正社員のベアと、パート・アルバイト時給の引き上げを決定
4月 第三者委が職場改善に関する報告書を公表