【上海=河崎真澄】世界最大級の自動車展示会「上海国際モーターショー」が20日開幕し、報道陣に公開された。18カ国・地域の2千社を超えるメーカーなどが参加している。主催団体によると、35万平方メートルの会場に計1343台が展示され、このうち109台が世界初公開という。中国は昨年、約2350万台が売れた世界一の自動車市場。日米欧など海外メーカーにとっても主戦場で、販売競争は一段と激化している。
堅牢(けんろう)で派手なイメージを好む中国の消費者の間で人気が高まっているスポーツ用多目的車(SUV)に加え、深刻化する大気汚染を背景に環境対応車にも注目が集まる。トヨタ自動車は江蘇省の研究開発拠点で独自開発した中国市場向けハイブリッド車(HV)「カローラ」と「レビン」を展示。会場で同日会見した内山田竹志会長は「開発、生産、販売のいずれにおいても中国の重要性は高まっている」と強調した。
今回のモーターショーでは中国政府が、肌の露出度の高い服を着たコンパニオンやモデルの登場を禁じるという異例の措置を取ったため、出展各社は華やかな演出を控えるなど対応に追われた。中国は上海と北京で国際モーターショーを交互に隔年開催している。日本勢のほか、米ゼネラル・モーターズ(GM)や独フォルクスワーゲン(VW)など欧米メーカーも勢ぞろいしている。