今年の商戦で特徴的なのは、直営店舗以外での販売対応を強化する動きだ。中元を贈る習慣が少ない若年層を新たなチャンネルの開拓で掘り起こす狙い。三越伊勢丹ホールディングス(HD)はネットでの予約を昨年より約2週間早い15日から開始。また、JR東日本の子会社と提携し、駅構内にあるコンビニエンスストア「ニューデイズ」で中元の注文が行えるサービスを6月4日から始め、通勤客需要を取り込む考え。
スマートフォンを活用して販路拡大を急ぐのが高島屋と大丸松坂屋百貨店を運営するJ.フロントリテイリング。自宅でゆっくり商品を選びたい消費者の購買意欲を刺激する考え。カタログをスマホで読み取ると通販サイトに移行したり、商品のこだわりが閲覧できるサービスの提供などで、高島屋ではネット経由の売り上げを前年比26%増と見込んでいる。
総合スーパーではイオンやイトーヨーカドーが地域の特産品の品ぞろえを拡充。コンビニエンスストアは提携百貨店の商品販売を強化して販売増を目指す。