ただ、今回のメニュー刷新で客足の劇的な回復につながるかは見通せていない。商品への異物混入が1月に表面化した後、既存店の売上高は前年同月比で2割を超える落ち込みが続いており、カサノバ氏も「これだけで業績が改善するとは思っていない」と認める。
今月25日からは、かつてはメニューボードにあったものの、2000年代前半に消え始めたという「スマイル0円」の表示を復活させる。全店舗で全時間帯に表示することで、従業員に「笑顔があふれる店づくり」という原点への回帰を促し、集客の回復につなげたい考えだ。
だが、集客の目玉となるヒット商品が見当たらず、てこ入れの決め手に欠けるのも事実。「お客さまに満足いただくため、必要なことを初心に帰って見直す」。カサノバ社長はこう繰り返したが、反転攻勢に向けた展望はなおも開けていない。