【ビジネスのツボ】コクと飲みやすさ両立の缶コーヒー (1/3ページ)

2015.6.1 05:00

「プレミアムボスブラック」を開発した伊藤将絋さん(左)と鵜飼太祐さん=東京都中央区のサントリー食品インターナショナル

「プレミアムボスブラック」を開発した伊藤将絋さん(左)と鵜飼太祐さん=東京都中央区のサントリー食品インターナショナル【拡大】

  • 3月10日に発売された「プレミアムボスブラック」
  • 焙煎工場「サンカフェ」での焙煎の様子。2001年に設立され、さまざまな焙煎に関するノウハウを蓄積してきた

 □サントリー食品インターナショナル「プレミアムボス ブラック」

 コンビニエンスストアのカウンターコーヒーや、産地を重視した豆で焙煎(ばいせん)や抽出にこだわる「サードウエーブ(第3の波)コーヒー」の流行など、活気づいているコーヒー市場で、守勢に立たされている缶コーヒー業界。サントリー食品インターナショナルは「プレミアムボス ブラック」を3月に発売し、消費者に人気のあるボトル缶や、ドリップコーヒーに匹敵する「複雑なコク」で復権を狙う。開発チームは、缶コーヒーの特徴である「すっきりした飲みやすさ」がありながら、ドリップコーヒーの「コク」を両立させるという困難な課題に挑んだ。

 ◆嗜好の変化に気づく

 コーヒー愛飲家の嗜好(しこう)が変化している-。サントリー商品開発部の伊藤将紘さんは、開発に携わっている缶コーヒーの将来に危機感を感じていた。

 消費者にさまざまなコーヒーの飲み方が広がり、コクや飲みごたえのある味わいが好まれ始めた中で、缶コーヒーが提供している味わいについて、消費者の期待に十分応えていないのではないかと感じ始めていたからだ。

 飲みごたえのある濃い味にするためには、深煎(い)り豆を贅沢(ぜいたく)に使えばよい。ただ、苦味も強くなってしまう。伊藤さんは「300~400グラムの容量の大きいボトル缶では飲み切ることができない」と考えた。コクと飲みやすさの両立は難しい、というのが開発サイドの固定観念だった。

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