会見する東京海上HDの永野毅社長=10日、東京都千代田区【拡大】
ライバルの損保ジャパン日本興亜ホールディングスも15年度中に再保険世界大手の仏スコールに1100億円を出資する計画だ。MS&ADインシュアランスグループホールディングスもアジアを中心にM&Aを進めている。
ただ、保険大手の足元の業績は円安・株高の追い風もあって、好調に推移している。損保3グループの15年3月期の最終利益はそろって過去最高をたたき出した。生保大手も本業のもうけを示す基礎利益は11社が増益となった。
こうした好調な収益が、日本勢を海外M&Aに駆り立てるとの見方もある。ある生保大手幹部は「生損保大手は資金が潤沢で収益も好調。今回の買収が呼び水となって、海外M&Aが活発化するのではないか」と予測する。東京海上HDの永野社長も今後の海外戦略について、「しっかり利益を積み上げて次の機会をうかがう」と述べ、アジアなどの新興国も含めたM&Aを進める考えを強調した。(米沢文)