インタビューに応じる第一生命保険の渡辺光一郎社長=東京都千代田区【拡大】
第一生命保険の渡辺光一郎社長は10日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、企業価値を高めることを狙いに、「2020年をめどに世界5位以内を目指す」方針を明らかにした。株主や保険契約者に対し、収益をより多く還元していくためにも、規模や利益の拡大が必要と判断。事業拡大に向け、海外の地域統括会社の強化や、迅速なM&A(企業の合併・買収)を実現していく。
第一生命は15年3月期決算の売上高に相当する保険料等収入で、戦後初めて日本生命保険を上回り、国内首位の座を奪ったばかり。渡辺社長は「介護保険や年金保険のニーズを的確に捉え、子会社を使って迅速に販売した結果」と振り返りつつ、「(上回ったことを)意識していない」と気を引き締めた。
第一生命は国内外で事業を強化している。海外では今年2月、米プロテクティブを5800億円で買収し、国内生保としては初となる大型買収に乗り出した。国内では「商品力、供給スピードの向上が図れる」ことを狙いに、主力の営業職員以外のチャネルを子会社に任せた。競合他社に先駆け、新しいビジネスモデルの構築を進めている。