インタビューに応じる第一生命保険の渡辺光一郎社長=東京都千代田区【拡大】
渡辺社長は「保険料等収入の一指標で(日生に)勝った、と喜んでいる場合ではない」と述べたうえで、「国内外の子会社の好事例なども積極的に取り入れ、グループ全体で成長を続けていく」と強調した。
さらなる事業拡大に向け、「米、シンガポールの地域統括会社の権限を高め、柔軟に素早くM&Aを実現していく」とした。北米では、事業買収で規模を拡大してきたプロテクティブを活用し、「円安水準下でも為替リスクが発生しないドル建てでの買収を検討していく」方針だ。
このほかリスク分散の観点から、欧州にも統括会社を置くことも来年以降、検討していくという。渡辺社長は「国内他社とはステージが違う」と自信をのぞかせた。
保険料等収入などは、仏アクサ、独アリアンツ、米メットライフが世界の上位3位を占め、第一生命は10位前後からの飛躍を目指す。ただ、日生も国内外で買収を検討するなど巻き返しに動いており、業界内の競争が激しくなりそうだ。