麻薬密輸容疑で逮捕された、トヨタ常務役員のジュリー・ハンプ容疑者=4月3日、名古屋市【拡大】
麻薬取締法違反容疑で18日、警視庁に逮捕されたトヨタ自動車常務役員のジュリー・ハンプ容疑者(55)は今年4月に女性初の役員に就いたばかりだった。女性や外国人の登用を進める“目玉人事”として抜擢(ばってき)されたハンプ容疑者の逮捕は、トヨタの企業イメージにも打撃を与えそうだ。
ハンプ氏は米国出身でゼネラル・モーターズなどを経て平成24年6月にトヨタの北米子会社に入社し、副社長に就任。今年4月、女性初の役員として本社の常務役員に就き、広報部門のトップを務めていた。
4月の就任会見では「身が引き締まる思いで、役割を託されたことにわくわくする」と述べ、「トヨタの女性活躍の一翼を担いたい」と意欲を示していた。
逮捕前日の今月17日には、初の外国人副社長になったディディエ・ルロワ氏の就任会見に同席。冒頭でルロワ氏の人となりを紹介するなど、「広報担当役員としての本格デビュー」(トヨタ関係者)を果たしていた。
トヨタの広報は産経新聞の取材に「現在、状況を確認中」としている。